朝5時半に起きた。前日ろくに寝れなかったのでまずいことになっていると思いきや、快調である。
6時から朝食が始まった。普通の和食。親や友人との宿泊者が結構多かったが、全体的には静かな朝食。
7時半集合で、生協が手配したタクシーに知らない受験生3人と乗った。私は助手席。寺社の近くを何度も通るのでずっと景色を見ていたが、最後の方で同乗者がみな勉強していることに気付いた。酔いそう。
京大周辺はタクシーで大混雑。そのため近くまで行って途中で降りた。予備校関係者や体育会が大勢で応援に来ている。独特の熱気。どこぞの部から何となくもらったポケットティッシュに直筆メッセージが書かれていて地味に嬉しかった。
文学部の集合場所についた。待機する集団は実に文学部らしかった。男女問わずヲタ系が多い。同じ学校や予備校で集団を作っている人が多いが、こちらは一人で伊勢物語。
教員が出てきて「受験票を忘れた者は来なさい」とのこと。10人では済まない大人数が出てきた。忘れる人などいやしない、と思いきや。
整列が始まると「西に寄ってください」との指示。京都の人だから自然と方角を使いたがるのかもしれないが、受験生は混乱したよう。
ここで静寂を破り吉田寮生が出現。私は真っ先にパンフを貰いに行った。そして「問題が書いてあるかもしれないぞ~」「読むと受かるかも~」などとふざけだすと、結構の受験生が貰いに行っていた。面白かったが、受験の役には立たなかった。
さて、会場に入った。長机を1人または2人で使うので、誰でも通路に接する席ではあるし、空調も悪くは無かった。ただ、机の奥行きが学校や塾とは比べて非常に狭い。使える横の幅が大きいのであまり問題ではないが。
試験開始が近くなると、コートを含め全ての荷物を教室後ろの荷物置き場に移すように指示された。センターでは足元で良かったが、こちらは徹底。
一科目目 国語 09:00~11:00
センター同様に、待機時間はずっと作り笑いしていた。すると楽しくなってきた。
得意ではあるが、ここで大差をつけるつもりはないので普通に解く。古文はできたと思ったが、現代文は可もなく不可もなくというところ。本番で緊張することは無いと分かったことが一番の収穫。
国語終了後、昼休みとなった。ここで泣いている人は流石に居なかった。予約していた弁当を貰って、キャンパスを徘徊した後に時計台までいったら、すでに座れそうなところがほぼ埋まっていた。なんとか隙間を見つけて食べる。ここでも学校や予備校で固まっている人が多く、圧倒的アウェー。
その後も時計台付近に居たら、クジャクを連れている学生、お菓子を配るスパイダーマン、反原発の署名をする運動家などなど面白い人が沢山いた。
吉田南に戻ると、屋外で体育会の方が女子高生に声掛けして、出身高校などを聞いていた。相当の長話なのでナンパかと思ったら、その後は男含め一人でいる受験生何人にも声掛けしていたので、ただの優しい人だった模様。
集合時間が近いので会場に戻ったら、ほぼ全員がとっくに戻って勉強していた。
二科目目 数学 13:30~15:30
開始前に「みなさん妙に良い写真を受験票に使うので、たまに本人だと分からないことがあるんですよね」、と監督の教授。試験官はセンターに比べて和やかだったと思う。まあ、4月から自分が教える学生の選抜だから緊張する人が出て欲しくないのだろう。
私は極端な成績なので、例年通りの難易度であればこの科目で45点確保すれば受かりそうと言われていた。模試の数学は最後の京大実戦を除き悲惨だったが、直前には過去問や予想問題から考えるに60点は堅そうだったので気楽に受けられた。
第一問:
あれ?去年の問題と同じ発想で解けそう…あ、できた
(自信たっぷりで提出したが、予備校の解答と比べて(少なくとも見かけは)全然違ったので、得点開示待ち。)
第二問:
これは計算問題か…あれ、この定番の処理を度忘れ…いや、できるか
(一旦途中で放置した上にものすごく時間を食ったが完答)
第三問:
これは普通にやれば…計算間違えてるかもしれないけど時間ないな…
(時間の都合で見直ししないという賭けに出たが、合っていた)
第四問:
^^;
(一応書いたのだが、すごく怪しい内容だったと思うので期待していない)
第五問:
えっ
(瞬殺)
予想以上に出来たので、流石に受かったと思った。
試験後は京都御苑まで歩いて、その中を散歩していた。同じ考えの京大受験生は他にも何人かいたようだ。
その後も散歩していたせいで、ホテルに戻ったら夕食の時間となった。王将は昨日の件が有り行きたくないので、コンビニのおにぎりを食べた気がする。
ホテルで新聞を読んで、テレビで瓦職人の番組を見て、長く入浴したら、また大して時間が無くなった。昨日ほとんど寝れなかったことを考えて、世界史だけ見直して10時に寝た。英語は明日の朝だけで。
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